こだわりの畳
畳表は、大まかに天然イグサと化学畳表に分かれています。やはり、畳は古くからの物ですので、なるべくお客様に畳特有の色や香りを楽しんでいただいた方が良いかと、天然のイグサ、それも国産の畳表をご推奨してます。
ですが、普段の使い方のお部屋に応じた選択しも多くございますので、その都度ご相談に応じさせて頂いています。
畳の選び方
畳は一見同じように見えても、素材の違いで様々な種類があります。
用途や住環境に合った畳を選ぶためには、畳の品質や性能が大きく違う「畳表」と「畳床」の選び方を知っておくことがとても重要になってきます。
畳表
畳表は大まかに二種類の畳表があり、天然い草畳表と化学表に分かれています。
い草
当店では、熊本産の畳表を推奨しております。太さが均一且色も良く、変色や傷などが少ないい草が良いとされています。このようない草の真ん中の部分を多く使用しているものほど上質な物とされ、一般的に長いい草を使った物が美しい畳表です。
参考元:熊本県いぐさ・畳表活性化連絡協議会HP
樹脂
耐久性に優れたポリプロピレンと環境にやさしい天然の無機材料がベースです。
天然の無機材料をベースとするだけに、燃えてもダイオキシン等の有害物質が発生しない、環境にも考慮した畳です。耐久性、吸湿性に優れます。
参考元:MIGUSA SEKISUI TATAMI
畳の作業工程
表替
畳表を新しい畳表に張り替える工事
裏返し
既存の畳の畳表を使用して、裏返して張り替える工事
新畳作成
畳表、畳床(芯材)共に新しい部材で作る作業
新畳表張り付け裁断
既存の畳表を剥がし、新しい畳表を寸法に張り付け裁断します。
上記同様に長方向に畳縁を付けながら、機械で縫着し完成です。
既存畳表を裏返して張り付け
畳表逢着(短方向)機械逢着
畳縁逢着(長方向)機械逢着(完成)
各居室採寸
畳床裁断(短方向)割付寸法に裁断
新畳表張付け割付寸法に裁断
畳表逢着(短方向)機械逢着
畳縁逢着(長方向)機械逢着
畳替え
裏返し
お預かりした既存の畳表を剥がし、裏返し、縫い付ける作業です。ただし、目安として3~5年以内の物であれば傷みが少なく綺麗な仕上がりとなります。
表替え
畳床はそのまま使用し、既存の畳表を剥がしてから新しい畳表を縫着します。
新畳
床と表を含め全てを新しいものに替えます。目安とすると、長年使用したもの、極端な凹凸また段差ができているものや、柔らかくこしの無くなっているものは、新畳への交換をお勧めします。